とうかぶ2作目(そのに 新橋後半戦)

歌舞伎 刀剣乱舞 東鑑雪魔縁。東京 新橋演舞場公演あと数日を残して、いまのことを書いておきます。
(いちおうおまじないも書いとくか。ネタバレあります。ひきかえせ。)
3週を経て、それぞれの言葉の意味合いが感じられる間になってきました。お芝居が締まってきた。
説明台詞さえ、覚えて喋ってる原稿から意味がわかってるセリフになってきた気がするし(これは主に獅童さんがw)、気になる違和感が減り、結果、やっぱ三日月宗近きれいねぇ…っていうふけりかたができるようになってきました。
初日見て、楽日見て、育つのが楽しいって言うお客さんも多いけど、自分はある程度出 ...
とうかぶ2作目(三日御定法編)

前方で見てたぶん6割くらいしか見えてない2日目と上から見てだいぶ見えた3日目の観劇を踏まえたメモです。まずは、イヤホンガイドなし、筋書読まずで、素で見ました。
初日から3日は三日御定法というそうですが、三日どころじゃなく最後まで刻々と変わるのが新作なので始まりの三日ってことで。
配信も買ったが期限切れまでに全部見られる自信ない。
ネタバレあります、ひきかえせ。(←いつものご注意)
あ、私の歴は、歌舞伎は平成の三之助あたりから。刀剣はとうかぶのみ。なのでゲームの方は
ヒトのじもとで歌を聴く(小久保隼 ワンコインライブ in タワーホール船堀 2025/6/28)

小久保隼 ワンコインライブ in タワーホール船堀
6/28 13:00 タワーホール船堀 小ホール
入場料500円
6月ですけど暑い日でしたよ。梅雨の長い中休みだそうで連日30度を超えていまして。なのでTシャツかなと思ったら上着着てギター持って出てきました。小久保隼。暑いのに…って思いましたが、地元にきっちりした印象で現れたかったのだろうか。 船堀が幼少から多感な時期を過ごした地元なんだそうです。自分的にはすっごく電車乗って着くところですね。江戸川。江戸川でエドレンジャーのショーがあると、すごく見たいけど、えどがわかぁぁ、えどがわだよなあぁ、って結構乗換案 ...中の人などいない仮面と紙吹雪 (オフィス3◯◯特別公演 少女仮面 2025.6)

オフィス3◯◯特別公演 少女仮面 (ザ・スズナリ 2025.6)
唐十郎追悼公演と銘打ち、渡辺えり主演・演出の少女仮面。
私の唐十郎歴は無に等しい
30年くらい前…もっと前かな
「新宿泥棒日記」をビデオで見た
なんの話だか全然わからなかったがまだ歌は歌える。
なんで見たかというと、黄金の日日の再放送に出てた唐十郎の怪しい商人にどハマりしたためだ。
いま思い出した。
正直テントはちょっとこわいなと思っており、先日の”おちょこ”も行けば良かったかなと思いつつどうせ取れないと諦めた。 ...
真っ赤にながーれるー僕の血潮〜 (博多座 歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼 博多座 配信後追い 千穐楽)

2月24日、25日の博多座配信を後追いで見ました。
頭の中では ♪あんたーが王にー って歌が
意思とは関係なく鳴り続けております
(新橋は観劇済。博多は現地行けず。新橋のメモは本ブログのタグ 歌舞伎NEXT で。)
以下、観ていない方には全く伝わらないです。ごめんなさい。
映像ってなあ便利だけど不自由なものでフレームの外にあるはずのものが見えない。とうかぶのときもそうでしたけどね。
思えば有頂天家族の配信はカメラ6つどれでもお好きにご覧ください方式で、あれはよかったですねえ。
あそこまでいかなくても全景とスイッチングが見られ ...
朧のちょい森(博多座 歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼 ライブ配信 松也ライ版 チラ見つまみ食い)

2025/2/24 昼 博多座 松也ライ千穐楽 ライブ配信つまみ食い 速報レベルの感想を書いておきます。
文中の今日は配信日。
なんでつまみ食いかというと、自分が移動しながらでして。所々抜けてます。
なので見逃しで見て、幸四郎のも見たらまた書くかも。
新橋で何回か見まして、そこから2ヶ月あいての朧再会でした。
途中、染シュテンは浅草の光秀、時ツナはお園の大役を経て多少なりと影響はあったんじゃないかな。
博多は全体的に皆さんの芝居がたっぷり気味になっているように感じました。
世の中がイメージする大袈裟なお芝居に歌舞伎の人が ...
2024年に見たもの(またほぼ歌舞伎)

2024年に見たもの。この年もほぼ歌舞伎です。たくさん見た割にヒットがなかったな。
もくじ歌舞伎と舞台ローカルヒーロー
歌舞伎と舞台歌舞伎と関連自主公演
10人10役を別途挙げています→十人十役 2024
どうして、短い期間に同じ演目の競作みたいになるんでしょうね。妹背山はそんな短期間にじゃんじゃんかかる演目じゃないし、2年連続天守物語にもびっくりです。いや、2024版の天守物語のクォリティは半端なかったんですけど、やっぱ伝承のためなんだろうか。
1月浅草歌舞伎 昼夜 十種香 源氏店 どんつく 熊谷陣屋 流星 魚屋宗五郎
歌舞伎座 ...
十人十役 2024

2024年の歌舞伎 …動静表(歌舞伎俳優出演劇場一覧)のクリーム色とお子さん方と部屋子(水色)から10人10役、緑色と白から10人10役の計20人20役。
#去年、この人はどっちに入れればええんやーって迷ったので、動静表に頼ることにしました。
#しらたまやさんの集計が出ましたのでそちらのポストのリンクはっておきます。
代役の報せが目立った年でした
偶々見たのが梅玉の代役にたった松也の義経、
吉弥の代役で折乃助の演じた源氏物語の女房中将、
テレビでしたが愛之助から配役変更にて壱太郎の ...
朧の森たびたび(歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼 2024.12 新橋演舞場 おかわり)

一応注意書きしておきます→ネタバレ注意。
それと、長いです。(いつものこと)
キンタの”ほいほい義兄弟”の踊りが好きです
思えばやたら契約ごとの出てくる話で、守る気のない約束だからほいほいしちゃうんだろうねえ
絶対約束守らないマンと絶対約束守らせる森。
話もライもそんなに好きではないんですが、だんだん響くとこが増えてきたなと思ったらもう千穐楽で。
舞台って巻き戻して見られないんですよねえ。
鳴物(笛、太鼓、鼓、カネなど)、竹本・三味線、歌・BGM・効果音、ツケ、柝、セリフ。
これがシームレスに ...
歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼(いっかいめ)

歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼(いっかいめ)
新橋演舞場 2024.11.30 〜 12.26 予定
元々は劇団☆新感線の演劇で、染五郎時代の幸四郎が主演していたもの。
新感線が何年か松竹と組んで新橋演舞場に馴染んだ頃の作品。
自分は映像でだけ見ています。
今回は阿弖流為以来の「歌舞伎NEXT」として仕立て直されました。
幸四郎のライと松也のライのダブルキャストです。
幸四郎、松也とも見てきました。
筋をべったり書いたりはしませんが、基本ネタバレしかないので危険を感じた方はそっと閉じてください。
今回 ...
夜桜お染と獅子王院の回想(雑談)

(ネタバレあります)
夜桜お染。2003-2004年、フジテレビ、映像京都の作品。若村麻由美のお染。この作品すら20年以上前になってしまった。
BSで斬九郎の合間にたびたび再放送があるので3周くらいは見たかと思うが全話録れていたか自信がなくて、一応と思って録画していた。
お染は元は売れっ子の旅芸人だが今は芸ごとの師匠で身を立てている。
毎回の事件解決ものと見せながらお染の親の死の真相を探るストーリーと、仇を探していたら帰る藩が滅亡していた男の話が軸としてすべての話を貫いている。
元の元は武家の娘だった”御家人斬九郎” ...
「とうかぶ」がシネマ歌舞伎になったのだ

とうかぶさんが1周年を待たずにシネマ歌舞伎になったということで観に行きました。
とうかぶ自体について2023年7月に新橋演舞場で上演された新作歌舞伎 刀剣乱舞 月刀剣縁桐。原案はゲームの刀剣乱舞ONLINE。
数多の刀剣男士の中から歌舞伎にゆかりの刀や一部(約1名)役者合わせで選ばれた六振りと松永久秀親子を絡めて歌舞伎に仕立てたもの。
脚本は松岡亮。演出は尾上菊之丞、尾上松也。
あらすじおよびタイトルの読み方等は公式サイトをご覧ください。
はっきり略称はこれだよって統一されなかったんで、たぶん定着している「とうかぶ」をここでは使ってます。 ...
2023年に見たもの追加 歌舞伎20役

しらたま屋さんの所への10役の投票の内容を載せておきます。
1人ひと役。ただし幹部御曹司部屋子とお弟子さんは別枠で10人ずつ選ぶもの。計20人、20役となります。
(2023のフォームこちら
)
片岡仁左衛門、藤田水右衛門、2月、歌舞伎座
尾上松也、シーモア、3月、IHIステージアラウンド東京
片岡愛之助、団七九郎兵衛、6月、博多座
中村莟玉、髭切、7月、新橋演舞場
坂東巳之助、山崎屋与五郎、10月、歌舞伎座
中村萬太郎、風韋摩王子、11月、歌舞伎座
尾上松緑、俵星玄蕃、12月、歌 ...
2023に観たもの(ほぼ歌舞伎)

もし、歌舞伎という地層があったなら
この年はいったい何があったのだ?という痕跡が残る年だったと思う
地軸が動いている
良いことも眉の曇るようなこともあったが、たぶん、初めて歌舞伎を見た人の数を集計したら、今年は際立っているだろう
先日出版された菊五郎の聞き書きを読んだ。
六代目が亡くなったとき
物干し台での会議の「伝説」は読んだことがある。
しかしもっと昔の話と思っていた。
昭和24年は私にとっては父母のこども時代。
既に当代の菊五郎は物心ついている。
菊五郎劇団ができたのはそんな新しいことだったのかと初 ...
流白浪と裸武者のはなし

新作歌舞伎の流白浪燦星の牢の場面で、松也の演じる五右衛門が別人と衣服を替えて入れ替わりのため褌一丁で葛籠へ連れていかれるところがあります。実にけしからんありさまです(←字義通りに取る人はいないと思いますがけしからんは冗談です。一応書いとかないとね)
後で着て出てくるんだから、設定上着物は用意されてたんでしょう。なら着せ掛けてから動かしたっていいと思いません?
しかし深編笠ひとつに、意味あるの?と聞いていた松也くんがこれは了承したんだから意味があるんでしょうね(笑)
白塗りで入墨もなく褌ひとつの真っ白な役というと沓手鳥孤城落月の裸武者が思い浮かびます。なかなか過 ...