2024年に見たもの(またほぼ歌舞伎)
2024年に見たもの。この年もほぼ歌舞伎です。たくさん見た割にヒットがなかったな。
もくじ
歌舞伎と舞台
歌舞伎と関連自主公演
10人10役を別途挙げています→十人十役 2024
どうして、短い期間に同じ演目の競作みたいになるんでしょうね。妹背山はそんな短期間にじゃんじゃんかかる演目じゃないし、2年連続天守物語にもびっくりです。いや、2024版の天守物語のクォリティは半端なかったんですけど、やっぱ伝承のためなんだろうか。
1月
浅草歌舞伎 昼夜 十種香 源氏店 どんつく 熊谷陣屋 流星 魚屋宗五郎
歌舞伎座 昼 當辰歳歌舞伎賑(五人三番叟、英獅子) 荒川十太夫 狐狸狐狸ばなし
国立劇場 石切梶原、葛の葉、勢獅子
- 浅草のひと区切りは思い出になりました。松也宗五郎の周りを全員で固める様子も、グレイテストカショーマンも。
だが歌昇熊谷のキラリと光る涙を邪魔した着信音、ゆるさん。正月はどこもこれとの戦い。しんとした荒川十太夫も悩まされた様子。
2月
歌舞伎座 昼 野崎村 釣女 籠釣瓶
- 鶴松おみつ、よく合ってました。持ち役になると良いですね。
3月
歌舞伎座 昼夜 寺子屋 傾城道成寺 御浜御殿 伊勢音頭 喜撰
- 伊勢音頭は通し。こんな話かとわかったものの、貢はよくわからない。「ぴんとこな」とはどういうことなの。
- 御浜御殿は観られてよかった。
4月
歌舞伎座 昼夜 引窓 七福神 夏祭浪花鑑 土手のお六 神田祭 四季
- 浮き浮きの梅玉南与兵衛、二人といない愛之助団七、仁左玉のいちゃいちゃ、四季の大運動会、後から思えば印象深い月
5月
歌舞伎座 昼夜 鴛鴦 毛抜 幡随長兵衛 先代萩 四千両
ミラノ座歌舞伎町大歌舞伎 正札附根元草摺 流星 福叶神恋噺
ブリリアホール 前進座 雪祭五人三番叟 鳴神
- 團蔵さんの最後の舞台となった四千両。凄みある隅の隠居、忘れないでしょう。
それにしても、妙な演目だった
6月
歌舞伎座 昼夜 上州土産百両首 時鳥花有里 三笠山御殿 八犬伝 山姥
サンパール荒川 歌舞伎鑑賞教室 封印切
- 小川さん大会。いじめの官女(全員小川姓の立役)は話題としては面白かったけど、前年の国立劇場で音羽屋のお弟子さんたちの真摯ないじめ(??)を見てたので、あれと新時蔵渾身のお三輪が合わさったら随分良かったろうと想像できて、少し気の毒。
7月
巡業(獅童) 鞘当 供奴 橋弁慶
歌舞伎座 昼夜 星合世十三團 裏表太閤記
歌舞伎鑑賞教室 四の切
- 舞台上で化粧の実演をする獅童の巡業はちょっと面白かったです。本編よりそっちが。
- 枝葉を削っても通したい十三團に対し、裏表太閤記は途中から本筋がどっかいってしまうんで困惑する。
團十郎の無理矢理通しシリーズに少しの理を感じた
8月
歌舞伎座 1〜3部 ゆうれい貸し屋 鵜の殿様 髪結新三 紅翫 狐花
浅草公会堂 稚魚の会
セルリアンタワー能楽堂 逸青会
- 狐花はもっと準備期間をとって仕上げて欲しかったし、もっと歌舞伎っぽくしたらよかったのに。せっかく新作書いてもらったのにもったいない。
9月
新国立劇場中劇場 夏祭浪花鑑
歌舞伎座 昼夜 合邦 沙門空海 妹背山 勧進帳
研の會 合邦 連獅子
巡業(團十郎) 祝成田櫓賑 河内山
- 合邦二連発に身構えていたら完全に夏祭浪花鑑に心を持っていかれました。彦三郎が「おもしれえ男」枠にインした月
10月
歌舞伎座 昼夜 俊寛 音菊曽我彩 権三と助十 婦系図 源氏物語
- なんで俊寛を秀山祭でやらなかったんだろう。抜擢の吉太朗・千鳥がかわいかった。
- 菊五郎が割と元気なので安堵
11月
巡業(隼人) 引窓 身替座禅
歌舞伎座 (昼夜同一) 三人吉三 石橋
- たまにはこんな入門月があっても良いですね
- 左近お嬢、歌昇お坊の続きを見たい
12月
歌舞伎座 あらしのよるに 加賀鳶 舞鶴雪月花 天守物語
新橋演舞場 歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼
- 天守物語やばい
- 朧。ダブルキャストは財布がどんどん軽くなる。感想は別エントリにて沢山書いております。
商業演劇など
7月 明治座 松平健 暴れん坊将軍
9月 明治座 劇団☆新感線 バサラオ
9月 紀伊國屋ホール シス・カンパニー 夫婦パラダイス
11月 新橋演舞場 有頂天家族 (鷹之資の回)
- マツケンのどんどん変わる衣裳で今年一年分のキラキラを浴びました。
- 有頂天家族はもう少し上演期間が長かったら通ったんだけど。朧より好きかもしれない。
大ちゃんの狸、私が見た日は台詞完璧だったのに配信は割と噛んでいた。これが残っちゃうの気の毒。
小劇場
3月 シアターグリーン 撃弾家族 月夜桜 〜壱〜
7月 武蔵野芸能劇場 劇団バンディット シルヴィアの爪痕
10月 新生館シアター 「某国の監獄姫」
11月 萬劇場 Project EAS 1st banquet「英雄学園~RE;bonds and betrayal~」
- 全部アクションマン関連。バンディットの旗揚げはなかなかまとまってました。
イベント・セミナーのたぐい
2月 歌舞伎をつくる 戸部和久
4月 相模女子大 「歌舞伎になった『刀剣乱舞』」雪之丞
8月 昭和大学リカレントカレッジ 「歌舞伎と長唄」 鷹之資
- 作る側の話にいくつか足を運びました。新作歌舞伎の場合作る側の意図を見る側も捉えられていたとわかると嬉しい。
劇関係の音楽
6月 中井智弥リサイタル
8月 流白浪燦星-空をかける星の奏べ- ※和楽器コンサート
他、2、3件行ってます
- 前年2023年は新作ラッシュの結果西洋風の音楽を和楽器で歌舞伎の下座音楽に仕立てた傑作が相次いだ年でした。それを音楽だけで楽しむコンサートふたつ。あまりにもプロな演奏家に支えられて出来上がったことがよくわかります。
映画
シネマ歌舞伎 阿弖流為
シネマ歌舞伎 刀剣乱舞
ファニーズ
フリークスの雨傘
サムライタイムトリッパー
はたらく細胞
- かたよってますな。
- ファニーズは伝記として見ました。
- サムタイでは良い殺陣を見ました。しかしながら、本身で立ち合いとかぜったいのぜったいのぜったいに避けたい事態なので無邪気に見てられないという意識があったのも否めないです。
ローカルヒーロー
スタージャン
1/2 イオン本牧店
5/3 イオン本牧店
5/19 第3地区ふれあい春まつり
6/1 防犯フェスタ(市役所)
9/20 溝の口
- いつもの。(ほかに行けなかった回が2回。)
なぜか川崎の高津区への出張が2回あり、少し領域が広がりました。消防の煙体験が面白かったな。
なんの役かはともかく9割かた内山、松林、森實各氏はいます。本牧だと物販があるので運と勇気次第で遭遇するかも。
関根さんはショーは勇退。上映会の方は1回来てました。
7/6 川奈(序) TVシリーズ上映会
10/5 横浜見聞伝シリーズ 上映会
12/28 川奈(終)TVシリーズ上映会
- 同じ仮面を使ってキャラを入れ替えたりして全然違う話を繰り広げといて、やっぱり最初の線に戻して終わらせたほうがいい気がする、みたいなことをストーリーの中でやる、ある意味たいへんメタなお話です。「終」は辻褄合わせを逐一するだけでだいたい終了。そんな壮大な後付けはいらんかったな。
火の鳥か新諸国物語みたいにもうどこの世界のいつの時代でもずーっと願い玉を巡って人は争ってるんだ、で作ってってもよかったかもしれん。
そのほか
1/13 イバラスター
内山さんがちょいちょいゲストしているとこです。
この回は演技の世界からは遠のいていたと思われる姫矢さんこと桐島さんを引っ張り出したのがすごいなと思っている。
でも東京でスタジオで演劇仕立てのショーをするのにどういう意味があるのかな?。
そういえば井原市に疎開している鏡獅子の像を見にいこうかなって思う程度の効果はあるかもしれない。
10/20 オレンジリボンたすきリレー ネリマックス
今年はみなとみらいのグランモールでチームネリマックスとヤンゴン少将、スーパースノーマンさんでのショー
山下公園より行きやすくて助かる
昔は固いテーマが多かったですが、この日は割と単純にピンクちゃんに惚れちゃうスノーさんの話でした。こういうのもいいと思う。
11/3 怪人商会
今年はほぼ身内のトコロザワンとグリーティングヒーロー以外のコラボヒーローなしの周年イベントでした。野外で自分たちのショーという形。
自分は小さいスタジオで大人相手のショーより、オープンな場所でのこどもに交じったショーの方が好きなのでこういう形はありがたい。
11/23 日本ローカルヒーロー祭
第10回。この祭を通して知ったヒーローが沢山おりました。
今年は(も)アリオの方だけ行きました。
これだけは見なきゃと思う団体がいなくて、しいて言えばフクイザーは最初のクラファンに参加したから1回は見ておかなきゃというくらい。
そのフクイザーがよかった。
10回の間に変わったこと?カヌマイザーが縮んだことかな
てなところです。エドレンジャーを1回も見てないよ。なんてこった。やっぱり近いにこしたことはないですね。
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