ヒトのじもとで歌を聴く(小久保隼 ワンコインライブ in タワーホール船堀 2025/6/28)

小久保隼 ワンコインライブ in タワーホール船堀

6/28 13:00 タワーホール船堀 小ホール

入場料500

6月ですけど暑い日でしたよ。梅雨の長い中休みだそうで連日30度を超えていまして。
なのでTシャツかなと思ったら上着着てギター持って出てきました。小久保隼。
暑いのに…って思いましたが、地元にきっちりした印象で現れたかったのだろうか。
 
船堀が幼少から多感な時期を過ごした地元なんだそうです。
自分的にはすっごく電車乗って着くところですね。江戸川。江戸川でエドレンジャーのショーがあると、すごく見たいけど、えどがわかぁぁ、えどがわだよなあぁ、って結構乗換案内見て熟考します。
でも彼らにとっては江戸川は地元なのだ。当たり前だ。
 
数年…8年くらいかな、いろんなローカル
ヒーローを見にいってつくづくわかりましたが、地元最高、日常万歳なんですよ。地元に勝る強みなし。客に溢れるほどの情熱があるうちはいいですよ。片道2時間もへっちゃら。
でもずっと燃えてはいられないのだ。結局地元の人か、地元に来てくれる人が強いんですよ。
地元がある人が地元でやるのとても良いと思います。
 
なんの話でしたっけ。
小久保隼ですね。これでコクボジュンって読むのやで。(準備の準ではない。私はいつも"はやぶさ"と書いて変換している。)
幻の作品になりそうになってるスター☆ジャン神(JIN)に俳優として出ているのを見たのが私が隼氏を知ったきっかけです。
小田原南次という、新幹線の時刻みたいな名前のキャラで、イタリアンの腕は確かだがラーメンがドヘタという設定のシェフの役。
ぶっきらぼうさがいい感じでした。
 
本業はシンガーソングライターさんで、しょっちゅう東京のライブハウスで演奏しておられますが、
自分は若干ライブハウスに苦手意識がありまして(全く行かないわけではないが)
もっぱらでかい会場か外のときに聴きに行ってます。
 
この日の会場はキャパ300名で見事満席だそうです。
客層は老若男女。やっと歩けるくらいのお子がライブ用の光るグッズをもって場内を歩き回ってました。自由。
まあ、でも、やや上が多いですね。多分隼さんの親御さんよりも上と思われる世代が多い。「いい音が聞けるぞー」って(巻き込んだと思われる)家族としゃべってるおにいさま(かなり年上)とか、「声量があるからね」ってしゃべっているおねえさま(かなり年上)の声が聞こえました。なんらかのリピーターなのか、ラジオなのかわかりませんが、聴いたことがある人が来てるんだなと。
 
前半はギター弾き語りでゆっくり目の曲中心、後半は名前が覚えられないバンド"トレペ"さんと一緒。(Tres Personas。はい覚えられないー。Tシャツには巻紙が書いてありましたが、我ら(?)絵描きにとってはトレペは写し紙でございますね。)
 
ちなみに撮影、録音、録画全部OK。録画すると手叩けなくなるので写真だけ撮りました。
撮り過ぎたのでどうやって本人に渡すよ?って考えた結果がこのページです。
だから写真だけ見てもらえればいいです。
 
セットリスト?…はて?(ワシ、ワーキングメモリ少ない)なので覚えてたやつだけ思い出した順でごめんそうらえ。
 
「I Love You」(尾崎豊 カバー)
私が社会人1年生の頃歌い手を兼業していた同僚のカラオケの持ち歌でしたので覚えました。(私のことはどうでも良い)
これもそんな前の曲なんだなあ。
高いハミングがきれい。
 
「そして、神戸」(前川清 カバー)
元はクールファイブの曲。ソロになった前川清さんも歌っています。♪ぱぱーやー。
隼さんはソロの前川さんとお仕事をご一緒されて、その時にお客様の反応をご覧になって選曲されたということでしょうね。
だいぶいろんな意味のカロリーの要るタイプの曲で、開く口のサイズがデカかったですね(何を見てるのか)。
で、終わったらその場に座り込んでました。大丈夫なのか。
 
私は幼少の頃、「神戸…泣いて怒鳴るのかー」だと思っていたんですがもちろんそうではなく、でも捨てられて若干自暴自棄な女の歌です。港町に港町としてのアイデンティティがあったころの歌で、横浜も大概そうですが、いなくなった男をこういった町に探しに来るか、そこでゆきずりの以下略、ということになってます。
隼さんはちょっと多めに靴を投げ落としていましたが、間違ってない元の歌詞のほうがややムゴイのでまあよかろう。
 
「君がいるだけで」(米米CLUB カバー)
おかあさまが米米CLUBがお好きだそう。
強がりの汽車とはなんなのか?っていうのは永遠のテーマですね。
これ客席降りしてた曲ですかね。
適当に手踊りしてたら、ステージに戻りがけの隼さんが合わせてくれたのでちょっと嬉しかった。
 
「花火雨」(オリジナル)
思い入れのある曲だとのことでした。
雨のように降り注ぐ美しい花火なのか、美しい花火の思い出を無情に消していく雨なのか
このシチュエーションだと"バチェラーガール"を思い出すんだけど(←ダメ確定曲)
この花火雨はちょっと、どうなのかな。この男の子が思ってるほどダメじゃない気もするんだけど。
最近実際風雨ですごいことになってた花火大会もありましたが、ああいうときに考え方とか出ますからね。
順風満帆でないイベントも経験しておくべきであろう。
 
「Summer time」 (オリジナル)
これはからっと明るい曲で、外国の夏っぽい。
来年も再来年も同じ夏が来るって無邪気に思える若さが、自分にもあったろうか?
(ご本人ツイート(ではなくポスト)で曲聴けます。 https://x.com/jh0nykuro/status/1681949445389447168)
そういえば、隼氏ガーシュインのサマータイムも前に舞台で歌ってたな。あれはちょっと気だるい雰囲気でしたね。
 
「Drunky monkey」 (オリジナル)
激し目のロックです。かっこいい。(小学生並感想)
 
「Lips」(オリジナル)
ちょっと弾きかけて反応を見てた感じでしたね。
多分お馴染み多めのお店なら、ここで Huuu っていう反応がくるはず。
とちくるってるこういう時期が幸せだよねっていう曲です。
のり方が高齢者にはややむずですが、意地でも裏拍を打つ!の心意気で頑張ったら、おばあちゃん達も裏を打ってくれたのでよし。
 
「花」(オリジナル)
部屋の中の植物って気にしないと枯れるのよ。空の恵みがないからね。
 
「メロディー」(玉置浩二 カバー)
はやりヤマイが蔓延してなにもできない頃に、隼さんが連日配信をしていて、その頃によく聴いたかなあ。
毎日次は何歌うか考えてw 歌謡曲もいっぱい歌って、変な髪型でスクショも撮って、部屋の中を猫が徘徊しててな。
あの頃沢山ライバー(配信者)が生まれたんですけどどのくらい続いたんだろうな。
 
「カーテンコール」(オリジナル)
くだを巻く常連の滝さんの歌
↑これは忘れてください。ウソです。
たねも仕掛けもとか、くだを巻くといった半死半生語の言葉遊びと、昭和歌謡も感じさせる、ギターかき鳴らす曲。(銃爪とか、古い日記とかがふっと浮かびます)。
 
「音合わせ」(オリジナル)
これはお客さんと一緒に歌える曲ということですね。
客席降りができたり、コール&レスポンスができたりする日常が戻ってほんとうによかったね。
 
あと、曲名わかんないやつあったな。ヨメがでていくやつと陽気なヨメのやつ。←言い方
常に人がそこにあるような曲を書かれますよね。
近い近い経験を一緒に再生するようなことばだと思います。
 
終わったときピタッと15時だったのが神ワザでびっくりしました。
その後お写真とかお見送り。
たっぷり聴けて楽しい印象のまま家路につけるよいライブでした。
 
ではまたそのうち。

Posted by kikuyamaru