歴史は繰り返しなげられるじゃん( Episode:1 によせて )

2020年12月15日スタージャン,ローカルヒーロー

“スタージャン 感想" という検索ワードを見るたびに、
うぇぇぇごめんなさーーーい書いてませーん
と思いつつ年末年始が過ぎてしまいました。
もう一度見てからと思いながら、再生しようとすると道草の種が現れましてですね…年末年始っていろいろあるやん。
とはいっても、熱いうちに打とうという気分ではなかったんですよね。
そうこうしていたら、監督じゃんがゲストのスタラジとかもあって、聴いちゃったりしましてね。わかる。わかる。ただ、それでも…それでもな、という思いをしたためたつもりです。
12話までの感想⇒こちら
あ、前提として書いておきますが、Episode:1が始まる前にEpisode:0があって、外伝があって、私はそれを全部見てた上でEP1を見ました。
EP1で初めてスタージャンに出会った方は違う印象をもつと思いますし、外伝だけとかEP0だけという人も、また違う印象をもつでしょう。
もし、なんでこの人こんな思いになったのかなあって不思議になった方は、外伝のときの感想とか、まとめとかも併せて読んでいただけると、少しは、ああそういうこともあるかもねー、って思っていただけるかもしれません。
(脱線)
一応、もうちょっと役に立つところに誘導するとか、求められている内容を把握するとか、単に興味とか(主にコレだろ)で、リファラ(どっからここにたどりついたのか)をチェックしていますが、最近「スタージャン」で検索してこられる方が増えました。
冬休みだからかね。
検索で来る人というのは(私のように、ブックマークを使わず毎回毎回なんでも検索する人を除くと)たぶん新規のお客様だと思うのですが、チラシまきとかコンベンションとかファンフェスとかの成果もあるのかなあ。
それまでは、こんなにスタージャンばっかり書いてあるのに検索語の1位はスタージャンじゃなかったんだぜ。
というよりそれで検索してくる方がほとんどいなかった。ふしぎでそ?
で。スタージャンという単語で検索すれば当然公式がいちばん上に出てくるので、
そうでない外野のなにかを探そうとすれば、別の単語と組で探すか、固有名詞などで探すことになります。
“スタージャン 感想"は、ちらほらあります。一人の人がこれで毎回検索してんのかな。そんなことないよな。
まあ、この、放映後の情報のない端境期<はざかいき>が「渇望」につながるので、ここをどう引っ張っていくかは鍵ですよねん。この「風」はそう長くは続かないと思うし。
(脱線終わり)

本文に戻ります。
先ほどあげた、毎回の感想を書いたページの、各話の右上にひとことずつなにか書いてあります。
だいたいは、見てから感想書いて、この話はなんだったのかなって、ぎゅーーーと考えてから書きます。本編とか関連する内容にひっかけて、なんか気の利いたことが書きたいなあという色気ですね。
けど、最終回に関してはそこに書くことを決めていました。放送前から。
もっというと、リアルタイムで見て終わったらツイッターでこうつぶやくのだ、ということまで決めてました。
もし、私の考えとそう遠くないラストだったら…という条件付きで。
結果ですか?にゃっはっは。はっはっはっはっは。
9話くらいの感想を見るとわかると思うんだけど、途中を見ながらさぁ、
ああ、またなげちゃうんでしょー?っていう思いになる自分がいやでした。
ちょっと変化球にしてくれたら、あああ、そうくる?(喜)って思えたんだけど。
ああああ、やっぱりー、っていうのは、この場合嬉しくないですよ。
外伝とEpisode:0とをつなげて、書かれてなかったことを補足して、さらに新しい要素を入れて、全部を一本の筋にすることについては、よかったと思うんだ。
再利用歓迎。髪型があっちゃこっちゃいくのもこのさい許します。
だって、複数作品見ないと世界が分からないというのは辛いし、
その場で書かれていないことを前提として求められるのは辛い。
そのことは外伝で、よーーくわかりましたから、あるはずのピースをちゃんと埋めようとしたEp1のやりかたはいいと思う。
で。このジグソーパズルのピースはめは、最初のほうは成功したのかなあと思いました。
こうやって順を追って物語を再構成していくんだなあって、すごくぴたっと来た気分だったんですよ。
巡さんのいきさつも一応わかったし、エイチの人たちの関係性も見えました。
けど、後半の外伝パートに来てからは、外伝をまとめてなぞって引き延ばす結果になって、
(あ、外伝そのままだとは思っていません。
 前半の話があることは、理解のベースという意味で大きいし、外伝パート自体の細かい変更もある。
 たぶん、初めて見た人には、外伝をそのまま見るよりは親切になってると思います。)
最初に投げかけた謎には触れず、前半の内容もおいてきぼりになっちゃったのはつらかった。
ニックがああなっちゃういきさつとかあってもよかったよねえ(そこ?)。
これだと 1-6話で1エピソード終了(6話が最終回)。7-12話で別のエピソード終了(12話が後半のみの最終回)という印象です。
なげるにしても、最後のほうで、2つのストーリーを二重らせんみたいにうまーく並行してあざなって盛り上げつつ華麗にジャンプすることができたら素敵だったのになあ。(…いやぁ言葉に酔いますね。やるほうじゃないから無責任です。)
例えば6話6話じゃなくて、5,5,2とかいう構成だったら、とか。もう1話多かったら、とか。
(もう1話多かったら15分間料理で新作とかやりかねないもろ刃の剣。すごい。2品くらい作れるよ。)
両方をつなげることができる魔法のことばは「プリズムスター」、キーパーソンはネクラーというところ。
プリズムスターは出てくるのが少し遅かったですね。これは後半へののりしろじゃなくて、前半後半を貫くひとつの軸になってもよかったのにと思いました。
あるいは、初回冒頭や2話の学と10話の学とか。ね。軸ですよね。
…思うんだけど、学の無邪気なだけじゃない"ひととなり"って、テレビを見てる人にはあんまり見えなくって、テレビの中の人はそれよりは理解してるって感じじゃないかな。
テレビの中の人にはわかってないけど、そんな気持ちをオレ(視聴者)は知ってるよ、ってんだったらわかりやすいのに、逆なんだな。
この作品は(というか外伝パートが、かもしれないけど)、全体的にちょっと視点が傍観者っぽいのね。外から目線というのか。
10話を見て、いつもと違う、っていうのは、今まで外から見てきた人にはその通りなわけだけど、いくらかっこよくてもさ、10回も見た視聴者に「ほんとにいつもと違いますね」なんて言われてしまうのは残念じゃん。
「俺は知ってたさー」ってなりたくないですか。
スタージャンって、これだけ人がいっぱい出てても、学の話なんじゃないかなと思ってて(勝手に)
だから、誰にもわからないけど、テレビを見てる人にはすこーしわかる。そういう仕掛けが、もすこしあってもいいんじゃないかな。
テレビの前の人が、もう一人の学になれるように。
え?巡さんですか?巡さんの人格は最大の謎です。前半が「ヒカリを守る」だけしかなかったから、後半少し本来の性格を掘り下げてくれてもよかった。
探がいちばんわかりやすいですね。
あとはごそっと謎をまとめた感じでなく、
年表のように出来事を並べる感じでなく、
徐々に下流に向かってストーリーを押し流す力があるといいなあ。
求めすぎなんすかね。点が辛くなりました。
あのー。変身後のことについて全然書きませんでしたが、
もう少し全体の尺が長くなるんなら、もうちょっと長いアクションがあってもいいですね。
次は強い敵と互角にやれそうですから。
Episode:0と外伝は、結果的にはEpisode:1の試作(プロト)になったというところですか。
やっと本編ができたよ。よかったね。
しかし、次は試作なしの一発ですね。
若干、自分の仏の顔が何度まであるのかを試されてる気分もしつつ。
すべてはつづくじゃん。