ヨコハマって本当にあるのかな。じゃん。(スタージャンに関するあれこれ)

2020年12月15日スタージャン,ローカルヒーロー

スタージャンのミニドラマを3回まで見て。
昔のドラマとか時代劇とか特撮とかで、後に長寿番組になるようなものが、パターンを模索して最初いろんなことをやっていて、やがてリズムをつかんで、すごく面白くなっていく、っていうときの最初の1クールか、2クールくらいの、やりたいことは分かる気がするんだけど、間の悪い感じというのに似てるな—と思っています。
そういうのがどのくらいから化けて(ここは「ふける」と読んで)面白くなるかというと、悠長なもので、3クールあたりなん。30話くらいから面白い。
そんなには待てませんけど、煮込んだらもっと美味しくなる可能性もあるんだろう、と思って見てる。
今、彼らがドラマで回っている横濱は、多くの人が横濱として想像する横濱です。
しかし横浜市というのは広い。
ヨコハマの人っていうのは、ここからここまでがヨコハマですよとひかれた想像上の囲みに住んでいるわけで、
私なんかは、自分の住んでるところがアレと同じ「横濱」とはどうも思えません。
けれど、スター☆ジャンさんは土日には全然浜ではないヨコハマに出かけてショーをやったりするわけです。
彼らが、例えば中華街と、自分の家の前に足跡を残したら、ああ、あちらとこちらは地続きかもしれないなあと、さもヨコハマってものがあるかのように思えちゃったりするかもしれない。
想像上の存在(が憑依した者)が、想像上の領域を、「いや、ヨコハマは幻じゃないんだよ、ヨコハマはあるんだよ、信じれ、って」本当の地面にくくりつけていく。そこからここはヨコハマだという現実感が立ち上がる。
私はなんとなくスタージャンにそういう民俗っぽい図式を感じて、結構おもしろがっています。
ドラマも、もっとおいしくなあれ。
あ、そうそうミニドラマの感想はこちらに書いています。
スター☆ジャンに関する…なにかじゃん