つくったりこわしたりつくったり (スタージャン神-JIN-終了に寄せて)

2020年12月15日スタージャン,ローカルヒーロー,ロケ地

#ネタバレはある。あるどころではない。前作のネタバレもある。現実の話もある。本当に気にしない人だけ読んでください。
#あと、学寄りです。
※2019/4/4 一部追記
***引き返す猶予を与える閑話
あのですね、この話、変身体やたら出るんですけど、名前が一切出てきません。
OP/EDロールにも出ません。
見ただけでは全くわからない。
タイトルは、スタージャン神だけど、あなたの思ったのがスタージャンとは限らないんだぜ
スタージャンとはなんだ?
***閑話休題
おはなしについては前のエントリーにだいぶ書いてしまったので。
こちら。
「スタージャンのおはなしして。もっとほんとっぽく。もっとゆめみたいに。」(スタージャン神終盤戦に寄せて)
8話までのネタバレがあるよ。
あと各話について書いたものはこちら。こっちは10話まであるよ。
※OP/EDロール(1話と10話)もここからたどれます。
スター☆ジャン神〜JIN〜に関するなにかじゃん
両方長いよー。
あと、ご参考。始まるときにかいたこと。
ジャン☆ジン☆じゃん(スター☆ジャン神の始まりに寄せて)
ロケ地(非公式 推測)
スタージャン神-JIN- (と、見聞伝) で、都筑・港北じゃん

JINの話

おさらいします。横浜見聞伝スタージャンは2012年会えるヒーローとしてお披露目。WEBドラマ、ミニドラマ、テレビシリーズep:1,ep:2を公開。ここまで約4年。
スタージャン神(JINとよぶ)は、見聞伝finalの映画公開の決定から程なく、クラウドファンディング(CF)をおこない、映画公開終了後すぐにクランクインして、過酷な自然現象や出演者スケジュールと戦いつつ(←多分)ギリギリで制作して放映されました。(一部主観入り説明)。ここまで約7年。
徳山さんが出ることがクラウドファンディングの募集時からわかっていたので、それを踏まえたバックアップが大いにあった作品であろうと思います。


それよりびっくりしたのはKONTAさんの参加でしたわ。事務所のWEBにプロフィール写真が載った時は、ま、マジで?ってなったもん。
一方で旧作キャストはどうなるん?ってひやひやさせたよね。
私はCFの一報を聴いたときに、関根裕介ではないスタージャン、もしくは未知のヒーローを思い浮かべましたよ。誰がやるんだって?オーディションとか色々あろうもん。
内山さんは、撮り終えてから、関根裕介=スタージャン=濱尾学の図式は動かない。しかし自分(内山)はタイガジャンである必要はないんじゃないか、って(配信で)言ってたけど、私は、やりきったし交代もあるかなあ…先輩役みたいな可能性もあるよねって思ってたんだ。
だけど、本人が舞台が終わったらまたヒーローに戻りますって、やる気ありげに言うてはるから…あ、出るんすか、はあそうすかぁ…って思ったくらい。だし、クラインクインの写真見て、あ、学で出るんだ…と思ったし(あれ、ラストだったんだね)、どうも主役でいいみたいだなと思ったのは始まってからです。(もしかして次回作がジンの側を描くとすればスポットの当たりようが変わるかもね。)
リヴィール以外の事務所の方の続投陣は結果的にはワカルっていう布陣です。この辺はねえ、温度としがらみ。うまく言えないけど続いてる人は続いてる、みたいな感じ。
10回でして。2か月半ですか。全部リアルタイムで見ました。
録画も3台仕掛けて仕損じなし。
形式要件はおっけーだ。
一回は大阪にゼロスさんのラストステージを見に行く道すがら、新横浜でワンセグで見ました。
しかし何もないときに毎週早起きするのはちょっとつらかったな。
毎週ショーがあった頃は全然へーきだったのに。やっぱ、会えるに勝る駆動力はねえな。出かけて「今日見ましたー」とかみんなでわいわいすると楽しい。
今回は殆どネットで代用でしたな。
ライブを中心に活動してたバンドがスタジオにこもってしまったような感じだね。
中身ですけど、
作品の早い段階で、これは舞台にするといいかもしれないなと思いました。
人数は少し絞って、芝居のできる人でお金も人も稽古期間も掛けてという条件付きでね。
当日ばたばた殺陣の手を付けてるみたいなのなら要らない。
ちゃんと舞台として作り上げられたものなら見たいな。
えーと、お話ね。カミ…ジンと名乗ってるのだが…は、自分で作った、自分とは別個の存在であるヒトの世界を日がな一日…何日か知らないけど…眺めている。つくっちゃーこわし、つくっちゃーこわししていろんな感情を集めながら。
その方法は毎回違うらしく、今回はコンパクトを集めさせるという手段を使っている。
この世界(ハコニワ)の中の人(の中でも特に選ばれた「のぞみの強い」方々)は、コンパクトを集めたら、願いがかなうということになっている。どうやら実際に叶うんですが、叶えたら1ラウンド終わりとかなの?実際に叶える必要あんのかな(暴言)。信憑性のため?
で、コンパクトはなぜかお着替え機能付きで戦闘用みたいなんですよね。
それがもたらすのは”ホシノエイチ”だという。
戦いの道具を与えておいて、人間は争ってばかりだーとか言ってることがわかりません。仲良くする道具を与えてみたらどうかしら。
で、その世界の外には、ぱらぱらと崩れゆく、ヨコハマの特徴をこれ見よがしに備えた建物たち。
人々。さらに画面に映らない別の何ものかがいることが示唆されますが、それはまた別の話ということでしょう。
この実験を、巻き込まれちゃった世界の中の人々、特にマナブの周辺から謎解きしていったのが今作のメインの筋です。
スタージャンはプリズムスターの争奪戦という説明のされ方をすることもあるのですが、あんまりそうは見えないんですよね。宝探しの印象が強い。今度は説明に見合う争奪戦になりました。前にも書きましたが、ふわっとしたものを具体化、具体化、させてるのがこのJINの特徴。
見る人のバックグラウンドによって想起される類似発想の作品は色々あるんじゃないでしょか。
終盤は、登場人物達が消されそうになったり、あやうく復活したりするその中で、人というか命というか心というものはいったい何なのか。と考えさせます。もし人が、ジンが作った、私たちの理解できる概念で言うシミュレータの中の"データ"(※この作品の中ではデータとよんでいる。実際はいわゆるデータ(情報)だけではなくて、それを扱って活動するプログラムの状態や動きを含んだ対象ということでしょう。)に帰結するんだとしても、我がいのち、我が世界をほいほい消されてたまるものか、という。これは実感としてわかりますよね。抵抗したいです。この「ごまめの歯ぎしり」大会の結果めんどくさくなったジンがちょっと休憩するまでの話。(そうなのか?)
ユーザーがいるのに管理側の理由だけでシステムの運用を終了してよいか、伸びしろがあるのにプロジェクトを打ち切ってもよいか、みたいな話と見ることもできるかな(職業病)
私にとっての最重要ポイントは
「主人公が出てる」である。(コレについてはもう説明しない)
ところが前作の、いまいち死に切れてない主人公と混ざるんだなw
混ぜるかよ。
なにしろ、濃いから。結果はあのとおりだわw 少し人間らしくなったのでは。心もち?うん。ほら、いろんな感情あっての人間だもの。
あのfinalの、学だけ仲間はずれなエンディングは、JINが決まるずーっと前に撮られていて、あの人だけ違う扱いだったわけですよ。(映画見てない方いますよね。ごめんね。見るのだー)
なんかね。どうやら本気でトクベツ。
学は学として知っているはず以上のことを知っている。これはなぜだろうね?私たちには明かされていないことがまだあるよね。

宣伝と配信の話

JIN。普通の意味での宣伝という宣伝がなにもなかった。やー。潔いですねー。個人的には宣伝にもクラウドファンディングのお金使って欲しかった。私はその条件でも多分お金出したよ。あの新フォームがなくても。
番宣CMなし、タイアップCMもなし。取材は撮影開始時に1件。ウェブサイトは放送に間に合わず。(←これはさすがにひどいと思った)ポスターもないでしょ?パンフないよね?他のラジオに出ることもない。インタビューとかもなかったね。いやいやいや。#見聞でビラ配りはかろうじてできたのと、SIRのライブにちょっとお邪魔した。
メインはツイッターで宣伝。だけ?大丈夫?大丈夫なの? まあ、関根さんがやる気出してくれてよかったわ。
見ると思われるのはクラウドファンディングに協力したような既存の人たち+新キャストのファン。
キャストが視聴者を連れてくるのはいつもと同じ。一般の人にはたぶん届くまい。知らせてないもん。
ここで放送エリアの壁があるのが前より明確にクローズアップされます。たとえば徳山さんには全国ツアーで会える。映画もわざわざ横浜に見に来てくれた人がいる。でもローカル局の電波は届かない。
ローカル的にも、以前から、見聞に来られる。でも電波は届かないっていう人がいまして。一緒に会いに来るみんなが見られてるのに、自分だけ見られないのは悲しいよね。
足を運んでくれている人≒応援してくれる人≒テレビの電波の届く範囲 じゃないんだね。
しかし、配信を始めるのにはみんなからの後押しをずいぶん必要としたみたいですね。
そんなに配信難しい(リスクある)のかなあ。
テレビ放送されてるエリアヒーローは、有料無料やタイムラグの違いこそあれ本編の配信をやってたところは多いと思う。岩手、山梨、新潟、沖縄、埼玉、千葉、愛知、鹿児島、静岡…。思いつくままに上げてみただけでもこのくらいは。
スタージャンだってep:1のころは期間限定配信ができてた。それに今スタージャンを新たに発見する人がいるのは、あの開けっ放しのyoutubeの配信あればこそ。(これはだいぶ後から鍵を開けたものですが)
ep:2のときも、配信してくれるものと思ってたんです、が、なかった。
放送中の放送エリアでの宣伝も積極的だったとは言いがたく、結果的に発見されないコンテンツになっている。
おかげでスタージャンといえば未だにep:1で”探18歳”に驚く声ばかりが釣れます。
スタージャン神は、主に出演者のファンが目にする作品だと思われ、配信で見ようが見まいが、いずれものを買ってくれて見てくれる人も多いと思う。
だったら、配信しなければ絶対目にすることのない人たちにも存在を知ってもらえるほうがよくない?全国から次のための支援が集まるほうがいいと思わん?
(実際私は、沖縄のLHのドラマを全話配信してもらったことで、次を作ってもらわねばと思い、次シリーズへの出資を決めました。)
しかし全部やるかどうかは、ビジネスリスク的な判断も入るところですので何とも言えない。
(今現在8話まで配信ですね。うん。まあ。わかる。ほぼ明かされている。でも明かしたくない部分もある。
しかし、次までには明かさないといけないだろうね。つながらないだろうし。)
作品の質が、次を見たいと思わせるものだったのは幸いでした。次も次も見たいと思われなきゃ声は大きくならなかったかもしれないね。
一方で、毎話こんなしんどい思いしてリクエストして配信してもらうのは、なんだかなーっていう印象も残りました。
なんで最初から有料でも配信する方に持っていかなかったのかな。採算?権利?盛り上げ演出?
まあ、でも、結果的には盛り上がりましたよね。
私は、毎日ツイッターやWEBをサーチしています。自分のコンテンツへのアクセス傾向も見ています。(怖い怖い)
ep:2のときは、制作発表がかなりの最大瞬間風速を出したのに、放送時はたたいても、風を送っても、いまひとつ響かない感じでした。tvk onlyだったからねえ。
今回は違う。配信を含め欲しい人(端的には出演者のファン)に届いたことがまずある。
一度見てもらえば話自体に巻き込み力がある。
プラス、主役が生きてる(←比喩ではなく。超大事。後述)。
それと、監督がツイッターに出てきて、いろいろとダダ漏れにしてたので、本当にぎりぎりの必死感が出たのではw(※ep2もぎりぎりだったけど、今回ほどなりふり構わぬ大騒ぎはしてなかったです。)
見たものについてツイッターに書くと、本人とかほかの役者さんが出てくる。そういうところに、制作側の熱量があると判断してる人も見受けられましたね。
その手の方式はローカルヒーローとか小劇場的には割とふつうです。
来て貰えるに至る近さが要るんだよね。
スタージャンも突然スタージャン公式(本人)がスタージャンとつぶやいた方をいいねしに行きます、みたいなモードになるんですが、最近は役者アカウントでやってるので、うぉ、主役の方にふぁぼられた(びっくり)みたいになる。
広報担当が事実上いない副作用だと思います。
関根さんが“スタージャンを演じる”というよりは、”スタージャンをつとめる”際の人柄がバイアスをかける。
好きな俳優さんが出てるから見始めたらスタージャン良い人だった…みたいなやつ。
ep:2のときは、ストーリーが最初から一大事だったから、半本人方式な広報がままならなかったです。なのでこのプロジェクトの広報的に主役生きてるの超大事
…だけど普通に広報担当を置いてあげてほしい。
なんにしても造り手が自分(受け手)と同じ世界・地平に存在することに気付くって、インディーズの世界では重要なことだと思う。
配信とツイッターでこんなに活気が出るんだったら、お金かけてやってたらもっと…と思ったりもするんですけど、もしややった結果がep:2だったのか?と思うとなんかな。
ep1のときは正攻法でほかの番組に出たり、スポットCMもあったり、ポスターとか、ビラ配りもしたねえ。ラジオも、見逃し配信もあった。新番組を見てもらうのに普通のことをやってた。ちゃんとできてたと思うんですよね。はた目には。スポンサーもいたし。
そう考えると、ep2のプロモートは、連続ドラマを見てもらうんだ、届けるんだという視点がスポッと抜けてた気がしますね。たとえば東京でやる新作映画の制作にあたり、各所にタレントを出してパイを拡げる、という意図で様々に露出して、もくろみどおりの時期にすべてが仕上がってたら良かったのかもしれない。しかし、ドラマはtvkでやるんです。エリア内の人に知ってもらえなかったら見てもらえません。ep:1でやってたようなその部分への注力はなかった。補完は台場で上映会?100人くらい呼べた?それで映画が秋だか冬にあるつもりの活動を続けて、実際のゴールには映画はない。わけわかめになるよそりゃ。
JINの広報(か?)は、見てもらいたい、届けたいというメッセージでぐいぐい押しただけですわ。
ですが、見てもらいたい人がどこにいるかに対してどうやったら見てもらえるかという意味においては、現実に即してた。もくろんだというよりそれしかできなかったのかもしれないけどね。提供なしだったし。
横浜のファンにはテレビで届くとして、徳山さんのファン(主に)が実際にどこにいるのか、ということに対しては、ツアーに参加する監督もイメージがあると思う。そこに届けるには、台場で上映会じゃないんだよ。「配信」だよ。
映画(final)のことはどうしたって?あれは宣伝してないからなー。
映画の初配信はJINの放送中になりました。
これはこれとして単体でも評価して欲しかった。(JINのおまけじゃねぇぇぇ。)劇場公開前にもっと宣伝もしてほしかった。言いたいことはあるけど、出演者やスタッフが心身を削って作った作品ですから、世に出せる限り出してあげたいとは思う。
私が金出して盤を買ったり劇場で観たりした(多分まだ償却が済んでないだろう)ep:2や映画の配信に、しょうがねえなと思った理由は、
JINとの繋がりを見て欲しかっただろう監督の意図とは別に、
映画を見て一緒にバカヤローと言いましょう、という所がある。(どの辺がバカヤローかは観て判断してください)
それともう一点。そんなこと表立って書きはしませんが(注:今書いてる)
舞台や映画という、わざわざ足を運んでもらわなきゃ見られないところに軸足を置く関根さんの芝居を、広い範囲の人に観てもらえる滅多にないチャンスだから、です。
JINの學は、前に書いたようにたくさん出て芝居していますが、これは前の「学」のキャラクターを前提として落差を見せる役でもあります。非日常(学)と日常(學)の両方があることでようやく幅を見てもらえる材料ができたなあって思う。それをお届けできるPVとしてスタージャンシリーズ大変優秀になりましたので、どんなきっかけでも見ていただけるようになるとうれしい。かっこいいから見てくださいとかじゃなくて、存在することを目にしてもらえたら、その中から発見してくれる人があるかもしれない。
水を飲ませる前にまずは水辺に連れて行かなければ。スタージャンにしてもそう。

次のカタチ?

私はこのプロジェクトの将来的なスケジュールは絵に描いたプリズムスター(だいたいかけるのかそれは)みたいなもんだと思ってますので、もはや待たない。実際に食べ物の載った皿が出てくるまで信じない。って言ってる。ep:1のときは予定どおりでした。以降はもう、おーっほっほっほ。
なんかもう、ほかの人が「そういえばどうなったんだろう?」っていうのを見るのしのびないですし、いつなんですかって聞かれるキャストさんをみるのもしのびない。彼らだって知らないんだよ。
受ける側も、だって監督が言ってたもんっ、とか記事に書いてあったもんっとかいうのが確約と思ってはあとからつらくなるかもよ。
たとえば1年前の記事に書いてあるから?最近のマップに書いてあるから?この状況でこの夏に映画ができるかって?
それは、撮ってある素材で全部やることを前提に、テレビと並行で映画が作られてきていてもう構成は決まってて仕上げにあと何ヶ月か編集のひとのデスマーチを続けるということなんじゃないかな。
あと、それだったら上映館ももう決まってないとだよ。
音も入れなきゃ。
そういえば、クラウドファンディングのリターンの発送まだでしょ?
DVDも出さないといろいろ回収できないですよね。
実は裏で全部動いてて続々クリアしてまーすとかいうんだったら、ひょー、変われば変わるー、とか思いますけど、そんなことはたぶん…なi
グッズも作れて、タイアップもあって、ショーも買ってもらって、自力採算で毎年作品も作れる世界だったらよかったと思うけども、多分、ほかのことで利益を生まないと食えないと思うし。(てゆかスタージャンで本気で「商売」しようとしてる気配はないと思う)
でも映画やりたいなって気分は、あるんじゃないですか。時限のない夢。
できあがったら起こしてください。
episode FINALだって外伝の頃からプロジェクトマップには載ってたよ。episode 2も含めて5年かかった。単館上映。いまのところそこまで。
映画を公開したり見てもらったりするのが難しいってことを全然知らなかったっすね、私。なんかいろんな人が絡んでるみたいだし、文字になっちゃってるし、うまくやることになってるのかなあ?なんて無邪気に思ってたんですが、うん。そんなことはなかったっ。待てど暮らせど出てこねえ。我々にわかるのは出てこないという事実だけ。
例えば白河に居るダルライザーの映画は、地元でのLHとしての長い長い活動を経て、一般を巻き込んだ資金募集から始まり、地元の会場(映画館ではない)での公開から、自前の映画館(自分で作ってしまったのだ)でのロングラン上映、ドリパスの成果による東京上映、CFでさらに上映宣伝費用集め(目標額は350万だった)、宣伝展開の末、ようやく複数主要都市の上映館で再編集版の上映を実現したところ。再編集でさらに見やすくなりました。資金募集からまる3年くらいかな。
これは特撮ものというよりは一般の方におすすめできるような映画です。それでも作品の良さだけじゃあ先に行けなかった。頑張り方を変えてここまできました。
それとね、何が行われてるかがすごくクリアなんです。脚本書き直した、撮ってる、雪で遅れてる、試写も何か月遅れる、公開できた、ここに感想を書いてほしい、ここに投票してほしい、もっと先に行くのにいくらいくら必要で何に使いたい、リターンはいつになる、こんどどこそこでビラ配る、複数館でやれるから全国鑑賞券が出せるようになった、等々。作品の内容のネタバレじゃないですよ、プロジェクトの推進状況がクリア。私はここのオタクってわけじゃないから、関係者に話を聞いたりしてるわけじゃない。ダイス結成秘話もよく知らない(w)。それでもこのくらいは何も見ずに書ける。これを支援するみんなと共有できてる。強い。
スタージャンPrj.(スタージャン本人ということじゃなく)は、まめにできるほうじゃないし、
作品も人を選ぶからな。苦戦するだろうな。っつか、すでにしたよね。充分付き合ったわ。
でも次は前よりよくなるだろう。多分(希望)。
役者さんへの負担を考えると、そう待てないかっていう気もするよね。テレビ始まったとき、学33歳(実年齢)だったんだもん。
それでも一歩ずつしかいけないし。一歩、一歩、一歩…。なんか、回り道したなあって思わなくもないな。一歩、一歩、一歩…。
(一歩、二歩、三歩なんておこがましい。一歩、一歩、一歩 というシーンが園子温さんの映画にある。示唆に富む。)

この塔の上に天はあり塔の下に地はある…けれど

今作は、あの中に実際の地面はないんだよね。
あの菊名なりセンター南北なりが私らの住んでる世界とそっくりであっても。
今回あの辺に住んでる方はずいぶんと近所だらけだったと思うんですが、あれはハコニワだそうですよ。
(ハコニワマップ (もとい) スター☆ジャン神〜JIN〜もしかしてロケ地マップ )
ということはぁ、別のハコニワの横浜見聞伝も我々が居るのとは別の横浜だってこと?
つまらーん。全然つまらん。前と繋がってよかったという気持ちがしぼんでいく。
雫ちゃんが見てた氷川丸も、探が紹介した県庁も、モンヨーチョーも、ぜーんぶ私が行ったことのある横浜に彼らが来たっていう設定じゃないんだ。
がっかり。かなしい。がっかりだな(2回言ってみた)
まあ吹っ飛ばされても困るけど。
しかし外側の世界は厄介ですねえw。私の職場すでに崩壊してそう。弊社ぁぁぁぁぁ。作り物のほうがそう思っちゃうって面白いね。
finalもね、現物に重ねて、○○区は大丈夫って言ってる人がいたけど、うちも大丈夫だと思う。ただあの絵柄だと、MMは完全に…。(意見には個人差があります)
ちなみに現実のMM21地区はいま過去十何年の暫定的な利用をリセットして(一部いっぺんマジでまっさらになったからね。草っ原よ。)全く新しいビル達がばかすか建設されている最中です。どちらを向いても途中までできた建物の上にキリンと呼ばれるクレーンがいる。
次回作ができる頃にはかなり様相が変わってしまうかもしれない。空も狭くなるだろうね。本当に作ったり壊したりが激しい土地なんだ。今度のができればもうしばらくは安定するかもしれないけれど。
つくったりこわしたりつくったりこわしたりつくt…時は前にしか進まない。前と同じものは二度とできない。それが私たちのセカイだ。
我々は建設してるつもりで過去をどんどん破壊してるのかな。
学ちゃんはそんな私たちのこともまもってくれるんだろうか。
そしてすべてはつづいてい…るのか?
追伸:「神は神奈川の「神」だよねっては思ってたんですよ。だからとりあえず正月にわけもわからずひとくさり書いといたんだけどさ、区の名前とか都市の名前とかキャラクターにちょこちょこ地名が入ってるじゃん。なに神奈川取り込んでるわけ?って思ってたら、エンドロールで噴いた。これは広がるんだろうか??
そうしてぼーくらーは あのひの都筑ーをー…
(平成三十一年 四月馬鹿のなごりのこるよるに)