愛と平和と天の助けと光の国(決して宗教ではありません)
少し見聞の予定がないので、ショーじゃない週をつくってみました。
6/27 ラ チッタデッラ
川崎の駅前に銀柳街という商店街がありまして、あるいてたら、なんかおるー。
ギンちゃんというらしいです。柳の妖精。
初めて見たよ。仕事で随分川崎に行ったのに。
その商店街を抜けたあたりにある、ラ チッタデッラは映画館のある街です。
えーと、特撮のようなそうじゃないようなやっぱり特撮のような…園子温監督の「ラブ&ピース」を見ました。
平子哲充さんがマネージャーのようなガードのような役で出ております。
ゆめまち劇場のトークの中でお話しされていたところによるとあの園子温監督が「5歳のこどもに見せるんだ!」と繰り返し力説しながら撮っていた作品だそうです。わかります5歳のこどもオッケーだと思います。
ラ チッタデッラはロケ地になっており、この街の夢っぽいところがうまく使われています。
亀ちゃんもやマリアたちも展示されてたよ。
この映画見た後2,3日、園子温作詞作曲の劇中歌がずーーっとあたまをぐるぐるして大変でした。
あと、同じ日にもう一本「天の茶助」を見ました。
天の助けのもじりなんでしょうね。
これはボコボコアクションがあって流血もありますんで、5歳にはちょっとアレですけど、
夢って途中でなにかに気づくとそこから設定が変わったりして展開するじゃないですか。
ああいう感じの進み方をする映画です。
最後、よほどあまのじゃくじゃない限り、見てる人の思いは1点に重なると思う。
そのとおりになるんですが、わりとアッサリした印象を受けます。
沖縄の芸人さん、俳優さんが多数、色んなところに出ています。ハルサーエイカーのノーグやサマリタンもちらっと出ますよ。
6/28 横須賀美術館
ウルトラマン創世記展
ウルトラQ誕生からウルトラマン80へ
会期 平成27年6月27日(土)-8月30日(日)
一般1000円
横須賀美術館は、観音崎のあたりにあります。
京急に乗っていって、バスでたどりつきました。
エントランスでは兄弟がお出迎え。
年季が入っていますね。これ、なんの用途のスーツなのかな。
レオ。こう展示されているのを見ていると、すごく仏像っぽい。それも美術館に連れてこられてる仏像。
中の展示は、作品の思い出を見るというよりも、当時の断片(ほんとにウルトラマンたちの皮の断片とかあったりするんですけどね)から、作り手とその「仕事」のあれこれに思いをはせるという展覧会だと思いました。
印象に残ったものを2,3。
まず、アタマですね。マスク。
それだけ置いてあると、ほとんど仏頭です。とくにユリアン。仏像感がすごい。
ガンダーラから出土した仏頭、みたいな雰囲気。
あとキングジョーの真ん中あたりの部分だけ。存在感がありました。
怪獣のデザイン画が多数あります。
高山良策さんのデザイン画には、人がどういう姿勢で入るのかということが描かれていて、現場直結の職人という感じがします。
あとね、中に入るアクターさんのからだの各部分の寸法がかかれたスケッチなど。ここはサイズじゃなく寸法と呼びたい。なにしろ単位が「寸」です。
金城哲夫さんのノート。
要望のリストとか、お話の骨子だけが数点箇条書きで書いてある。
ものの書き進め方っていろいろあると思うんだけど、アタマからだーーって書いていくんじゃなくて
ポイントポイントを書いておいて、詳細に落としていくようなやりかたなんだろうな。
なんとなく、先にコメントだけばーーーっと書いておいて、あとからコーディングしていくプログラムの書き方みたいだなーと思ったら、
観光旅行先でたまたま展示されていた生原稿を「ふーん」って眺めるような傍観モードから、仕事をする人間の姿の想像に意識が移ってゆきました。
あと、描いた方を失念してしまいましたが、絵コンテ。これも面白かったですね。
今回の展示のテーマは、制作側の情熱と、もう一つは、こどもの文化ということで
当時の雑誌(マガジンとか)や少年向け単行本の2色刷特集の実物と、その原画。さらにプラモの箱絵等が展示されています。
単行本の絵ってのは、怪獣の断面図とかですね。
原画美しいです。
コンピュータで作画すると、ああああ原画近寄るとすごいーーっていうあの感じはなくなっちゃうのだね。
ウルトラマン創世記展は既にほかの地域を巡回してきており、これが締めくくりだそうです。
この日は若い人たちが集団で来てました。
たとえば生まれる20年前とかの作品ですよね。親の頃の文化。どういうふうに見えるんだろうなあ。
帰りは雨交じりになりました。バス停の近くでガクアジサイが花盛り。
駅のあたりを歩いていたらちんどん屋さんが通っていきました。
白い制服の学生さんと沢山すれ違いました。同じ海の街でも横濱とは違う風景。
スカレー。…何も入ってないカレーのことではないようです。
まさかこの子と群馬で再会することになるとはこのとき知るよしもなかったのでした。ははは。
またね。横須賀。